御礼を美しく書くためのポイント iPad pro
御礼は熨斗袋の中でも非常に使用頻度が多いわけですが、
みなさんも熨斗袋に筆で書く上で苦労されたことは
ありませんか?
とは言えもう袋には『御礼』という文字が書かれていて、、、
役に立つかどうか甚だ疑問なわけですが。。
ポイント等お話出来ればと思います。
まず最初に慣れてない方の文字から見ていきましょう!!
まずは皆さん普段より活字に親しんでいますので、
文字が硬く角ばったり、四角になる傾向にあります。
今度は下のiPadで書いた私の参考例を見ていきましょう。
基本的に空間は均等に処理するわけですが、
『御』の一番のポイントは、
右側の部分を下に下げるということ。
これだけで、上部にも下部にも余白ができるわけで。
あとは画像を見てポイントを参考にしてください。(他人任せ)
以上、iPad書道で書く、『御礼』のポイント講座でした。
iPad proで描く線
今日はiPad proとApple pen で書を表現する際の弱点であったり、
表現に適している点をあげたいと思います。
まず、弱点ですが、
①側筆からのはらいが、必ず黒くなること。
②iPadの表面が滑りすぎること。
③永遠と墨が付いており、かすれてこないこと。
④墨色のバリエーションがすくないこと。
の4点くらいでしょうか。
いずれにしても非常に細かいことなので気にしなくても良いレベルなのですが、、
ただ、
③に書いた点は弱点ですが、反対に強みでもあるのではないかと。
弱点が本当は強みだったといことは、
考え方を変えるだけでよくあることですよね。
では続いてiPad での書の強みですが、以下の点です。
①紙が必要ではないのでエコである。
②やり直しが何度でもできる。
③細い線が安定的に書ける。
こうやって弱点・強みなど並べてみると、
iPadでできる可能性を考えるだけでも楽しいですよね。
上の書は『線』の草書体で書いてみました。
田中逸齋
『萬』の正しい書き方!? on iPad pro
『萬』の正しい本来の書き方をご存知ですか?
本来の正しい書き方は、、、
下にiPadで書いた書で説明しています !!
知ってました?
赤丸で書いたところはクロスするんです。
昔の名筆、あるいは古筆の文献にはほぼクロスして書いてあるんですよ。
しかしながら今、私たちが使用している活字の『萬』という字はクロスしておりません。
なぜ、クロスするのか。。
なぜ活字と書き方が違うのか。。
先ずはなぜクロスするのかというと、
古代文字にそのルーツがあるんです。
下図は『萬』の古代文字です。
サソリの絵から派生し、今の文字へと変遷してくるわけですが、、、
どうですか?
サソリが手を広げている絵にみえてこないですか??
右手、左手、下の足となっているのです。
という理由で本来は萬の8画目と9画目はクロスするわけです。
では、なぜ、今の活字の萬はクロスしていないのか?
これは憶測に過ぎませんが、
デザイナーさんが活字を作り、文字学者が活字を作らなかったことに起因するのではないかと。。
有識者が文字を作っていたら、今の活字は多々違うのだろうなと思うところがあり、
これからもそのような文字にまつわる雑学を交えiPad 書道を進めていきます〜
初体験 iPad pro ♡
昨夜、落書きノート術でもお馴染み、タムラカイ氏と打ち合わせ後、
ひょんな事から彼の持っていたApple pen とiPad pro で
ZEN brush 2を初体験。。
ZEN brushはアプリで書ができるということは以前から遊びで使っていたのですが、
筆のタッチがなかなか再現できていなかったので、ここ最近はあそんでいなかったのです。
しかし、iPad proとApple penを使ったZEN brush 2はナント!!!
筆のそのもの!!
その使用感と楽しさに感動し、翌日衝動買い。
これからはiPad を使った書道を記事としてあげていきますので、
こんな僕で生意気なんですが、見ていただけたら幸いです!!
ということで初投稿は海外でも一番人気のある漢字を書いてみた on iPad。